F1第5戦中国GPのフリー走行は、アストンマーティンのランス・ストロールがトップにつけた。

 2019年以来5年ぶりの開催となる中国GP。さらにスプリント開催ということで、唯一のフリー走行は各チームにとって非常に重要な60分となった。

 路面の状況や持ち込みセッティング確認のため、序盤から多くのマシンが走行を重ねたが、途中ターン7ランオフエリアの芝生が燃えてしまうという珍しいトラブルで赤旗も掲示された。

 終盤10分に2セット目のタイヤを投入するマシンが多く、レッドブル勢もここでソフトタイヤと使ったアタックを実施。マックス・フェルスタッペンが1分36秒660をマークし、暫定トップに立った。

 ただ路面のコンディションが良くなっているのか、各車が最後までタイムを更新。1分36秒302をマークしたストロールがトップでセッションを終えた。

 2番手はマクラーレンのオスカー・ピアストリ。フェルスタッペンは3番手となった。
 
 RBのダニエル・リカルドと角田裕毅は、ハードタイヤで走行を開始しロングランに注力。2セット目にはソフトタイヤを使い、リカルドが9番手、角田が12番手につけた。

 フェラーリはこのセッションでタイヤを温存。ソフトタイヤ1本で走った関係で、シャルル・ルクレールが13番手、カルロス・サインツJr.が14番手となった。

 またメルセデスやフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)はハードタイヤしか履かず、下位となっている。

 今季からスプリント開催のフォーマットが微調整され、次のセッションはスプリントレースのための予選であるシュートアウト。土曜日は先にスプリントレースを開催し、その後決勝レースのための予選が行なわれることになっている。