5月20日、沖縄アリーナで「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022−23」セミファイナルが開催。横浜ビー・コルセアーズは敵地で琉球ゴールデンキングスとの第1戦に臨んだ。試合後のコメントをクラブが公式ホームページで伝えている。

 第1クォーターは重苦しい立ち上がりとなり、11−20と9点ビハインドで最初の10分間を終えた横浜BC。しかし、第2クォーターでは大庭岳輝の3ポイントシュートを皮切りにオフェンスが回り始め、43−48と5点差で試合を折り返す。第3クォーターでは一度同点まで追いついた横浜BCだったが、第4クォーターにかけて琉球のオフェンスを抑えきれず、70−86で第1戦は黒星となった。

 3ポイントシュート2本を含む11得点3アシストを挙げた河村勇輝は、相手のハイペースなオフェンスを止めきれなかったことが敗因とコメント。特にターンオーバーは琉球の2倍となる18を数え、「自分たちから崩れてしまいました」と第1戦を振り返っている。

「ディフェンスの強度が足りなかったり、ターンオーバーが多くそこからイージーバスケットが何本かあったので、そのターンオーバーとやはりリバウンドを明日はしっかりと意識したいです」(河村)

 河村らとともに先発を務めた須藤昂矢は、「セミファイナルでバスケができるこのチームを誇りに思います。アウェーのなかではあったがたくさんの応援に感謝しています。試合中も(皆さんの声は)聞こえていたし、とても背中を押してもらえました」と、ファンへ感謝の言葉を贈っている。

 第2クォーターの連続得点で流れを引き寄せた大庭は、「最後は琉球のゲーム運びのうまさにやられました」と、悔しさをにじませている。こちらも敗因にはターンオーバーの多さを挙げた一方で、第4クォーター残り5分ごろまでは戦えていたとコメント。「ビーコルファン・ブースターの声援はしっかり聞こえていた」と語り、なんとしても23日の第3戦につなげたいと意気込んでいる。

 明日は横浜BCにとって、CS敗退の可能性もある第2戦。河村らが口をそろえて指摘したターンオーバーを改善し、なんとしても第3戦のチャンスをつかみたいところだ。

 横浜BC対琉球の第2戦は、21日の16時5分ティップオフ予定だ。

【動画】横浜BCvs琉球の第1戦ハイライト