2月27日(現地時間26日)、NBAでは各地でレギュラーシーズン4試合が行われ、イースタン・カンファレンス4位を走るニューヨーク・ニックスは、ホームのマディソン・スクエア・ガーデンに同15位のデトロイト・ピストンズを迎えた。

 この試合は立ち上がりから激しい得点の奪い合いとなり、何度もリードチェンジが起きる激戦に。第1クォーターをニックスが29−27とリードして終え、第2クォーターはジェイレン・ブランソンらを中心に積極的にリングにアタックするニックスに、ピストンズもケイド・カニングハムらの得点で応戦。両軍ともに譲らない前半は、62−58とニックスがリードして終えた。

 後半は、第3クォーターこそ92−84とニックスがリードを広げて終わったものの、第4クォーターに入るとピストンズの追い上げを許し、逆転される苦しい展開に。しかし、再逆転のチャンスをうかがうニックスは、110−111と1点を追う最終盤にドラマを起こすことになる。

 まさしくクラッチタイムとなった第4クォーター残り7秒。ルーズボールを拾ったブランソンがドライブで切り込み、ゴール下でパスを受けたジョシュ・ハートがバスケットカウントで得点。このシュートが逆転弾となり、ニックスが113−111で勝利を飾った。

 ニックスはこの試合、ブランソンが35得点12アシストと大活躍。決勝点を決めたハートも23得点と躍動した。対するピストンズも、32得点を挙げたカニングハムなど5選手が2ケタ得点を挙げたが、ニックスの劇的決勝弾の前に敗れることとなった。

■試合結果
ニューヨーク・ニックス 113−111 デトロイト・ピストンズ
NYK|29|33|30|21|=113
DET|27|31|26|27|=111

【動画】ニックスを勝利に導いたジョシュ・ハートのクラッチショット!