島根スサノオマジックは3月18日、期限付移籍で加入していたエドワード・モリスと2023−24シーズンの選手契約を締結したことを発表した。

 日本国籍を持つ現在39歳のモリスは、203センチ108キロのビッグマン。スペインのクラブでキャリアを始め、オーストラリア、デンマークでもプレーした。2011年に信州ブレイブウォリアーズ加入のため来日すると、東京サンレーヴス、福島ファイヤーボンズ、つくばロボッツ、埼玉ブロンコス、八王子トレインズを渡り歩き、2018年に横浜ビー・コルセアーズへ加入。2023−24シーズンは所属する横浜BCから宇都宮ブレックス、島根スサノオマジックへそれぞれ期限付移籍したが、横浜BCとの契約を双方合意で解除し、退団することが決まった。

 横浜BCはクラブを通じて、モリスと竹田謙ゼネラルマネージャーのコメントを発表した。

「横浜での時間が終わってしまったこと、とても残念に思います。自分のバスケットボールキャリアの多くの時間を一つの場所で過ごし、一度は家族だと思えた仲間のもとを離れるのはとても悲しいです。チームの中で(河村)勇輝、(キング)開、(須藤)昂矢といった若い選手たちの成長を目の当たりし、また彼らに良い影響をもたらすことができたことを誇りに思っています。私を支えてくださったファン・ブースターの皆さん、残念がらずに好きなことをやり続けていく私を応援してください。ありがとうございました」(モリス)

「エドワード・モリス選手との選手契約を双方合意の上、解除することになりました。まず初めに6シーズンにわたり、どんな時も変わらずにクラブを支えてくれたことに感謝いたします。ここぞの場面でのリバウンドではチームに大きな勢いを与えてくれました。また、苦しいシーズンが多かった中でも、明るさと我慢強さで選手たちを勇気づけ、チームを何度も救ってくれました。長い時間を共に過ごしたモリス選手に対して色々な思いがあふれてきて、この文章を書きながら何度も胸が締め付けられるような複雑な心境ですが、今はただモリス選手のクラブ・チームへの貢献に感謝と敬意を伝えたいと思います。昨年12月末から宇都宮・島根でプレーし、どちらのチームにもいち早く馴染み、忠実に仕事をこなす姿を高く評価していただき、とても誇らしい気分になりました。今後も素晴らしい道を歩まれることを確信すると共に、怪我なくバスケットボールを思う存分楽しんでプレーできることを祈っています。ありがとう!エド!」(竹田GM)