バイクが大好きで、いろんなバイクに乗ってみたいという女優の指出瑞貴さん。さまざまな輸入バイクが一挙に集結するJAIA(日本自動車輸入組合)の二輪試乗会に突撃! 今回はトライアンフの3気筒ネイキッドスポーツ「スリートトリプル765R」に試乗しました。

エンジンを一新し、パワフルな走りと最新のテクノロジーを搭載!!

 やっほー!みなさまこんにちは♪ 指出瑞貴です。

 今回ご紹介するのは、トライアンフの「ストリートトリプル765R」です。イギリス車! 乗るの初めてだー!! ワクワク

トライアンフの「ストリートトリプル765R」に初めて乗ります
トライアンフの「ストリートトリプル765R」に初めて乗ります

 大人になって、初めてのことってやっぱりなんでもドキドキしちゃいますね!(笑)

 ライダーになってから、初めての車両に乗る時のこのワクワクや好奇心、ツーリングに行く前の胸の高鳴り、学生ぶりの感情かもしれないなと、ある時思ったことがあります(笑)。

 何歳になっても、ドキドキとワクワクとをさせてくれるバイク。イイネ!

 話戻りまして(脱線しがち失礼しました♡)。ライダーに成り立てでバイクの種類を全然知らない頃、『トライアンフ』と聞くとボンネビルシリーズやスクランブラー系の、もうちょーごりごりネイキッドのイメージがありました。「あぁ、かっこいいなぁ」と…。麻布十番の信号待ちで、隣のお兄さんが乗っていたのを見て思ったことがあります(笑)。

 発進時のエンジンの振動や音を初めて聞いたのもあったけど、夜の麻布十番に響き渡っていたのがマジでイケてて印象深かったです。そんなイケてるイメージがずっとあるトライアンフ。あまちゃんライダーの私には衝撃的でした。

3機種のラインアップのうち今回は、スタンダードの『ストリートトリプル765R』をご紹介します
3機種のラインアップのうち今回は、スタンダードの『ストリートトリプル765R』をご紹介します

 ですが、今回乗ったのはルックスはゴリゴリのスーパースポーツやんー!!! ってひと目見てツッコんでしまいました(笑)。

 こちらは、「デイトナ675」をベースにしていて改良に改良を重ね、2017年に排気量を765ccに拡大していくつかの電子制御を追加し、現代の他のバイクにも劣らないパワーを備えたらしいのです!

 2023年モデルではエンジンを新たにし、さらにパワフルさが加わった模様!

 この「ストリートトリプル765」シリーズは、スタンダードの『765R』、上級モデルの『765RS』、最上級『765 モト2 エディション』があります。今回はスタンダードモデルの試乗です。

 と言うことで、さっそく乗ってみちゃいましょう〜!(余計なことは考えず体が動きます笑)

3気筒エンジンの鼓動感と軽快なハンドリングが楽しくて笑っちゃいます!

 まず第一印象。ニックネームつけるなら「清楚カマキリバイク」でした!(笑)

 車体カラーが白だから…っていうこともあったかもしれないですが、背景が海でも壁でも塀でも、多分どの街を走っていても溶け込むシンプルなデザインだし、ライトやミラーも本当にさっぱりしている印象。

少しマットみがきいているマフラーもオシャレ
少しマットみがきいているマフラーもオシャレ

 マフラーもごてごてのシルバーのというよりも、少しマットみがきいているのと、基本白黒ベースの中にもポイントで赤が使われていて、さりげにオシャレ。わりと、現代っぽいバイクだなと思いました!

 そしてお顔。フロントライトが大きな目みたい! あとミラーが少し長め? に感じて触覚っぽく見え、カマキリやん! って思ってしまいました(笑)。

シート高826mmながらシートがスリムに絞れているので、またがってみても足つきは大丈夫
シート高826mmながらシートがスリムに絞れているので、またがってみても足つきは大丈夫

 いざ乗ってみるとシートがスリムに絞れているので、またがってみても足つきは大丈夫。そしてタンクが大きい! この大きさ、“予想外”デス(笑)。

 私の太ももで挟んでいる感じなのだけど、挟みきれてない気がするってくらい丸みがあり、乗りポジションによっては、お腹がややつく感じでした! けど、運転のジャマは全然しないです。なんなら、振動が直接お腹から伝わってくるような(笑)。バイク乗ってる感強み〜って思いました。

3気筒エンジンのパワフルさを感じながらもハンドル操作も軽快で重くない
3気筒エンジンのパワフルさを感じながらもハンドル操作も軽快で重くない

 乗っていると、3気筒エンジンの音がじじじりりりじり〜〜〜って、アスファルトにこだまする感じ! なんだこの跳ね返りは〜! と、楽しくて笑ってしまいました(笑)。

 多分、50メートル先にいても振り返って「なんのバイクだ?」と見られそうな感じ。

 パワフルさを感じながらも、ハンドル操作も軽快で、全然重っ苦しくない!

 走り始めても、なんだか軽い。ロード、レイン、スポーツ、ライダーの4段階のライディングモードに、コーナリングABSと切替式でコーナリングを最適化するトラクションコントロールを搭載しているのです。軽くてスムーズで乗りやすい!

さらっとコーナーもこなす扱いやすいストリートトリプル765R
さらっとコーナーもこなす扱いやすいストリートトリプル765R

 見た目とのギャップに不思議さを感じながらも、コーナーと直線でど緊張したり意気込むこともなく、サラーっと走ってしまいました。昔はバイク乗るたび、ど緊張してて意気込みすぎて、教習所の帰りは筋肉痛と疲労で体が重かったなぁ〜(笑)。

 気づいたらいつもより、一周多く走ってました(笑)。

 この軽さ、扱いやすさだと、スポーツタイプのバイクデビューを迷っている方に、とてもおすすめ! と率直に思いました。

 シンプルな正統派な見た目とは逆に、人目を引くし、軽快な走りをしてくれる軽いバイク。ギャップ萌えですね。 

 私的イケメン度は、☆︎3。

サーキトからツーリングまで楽しめそうなバイクです
サーキトからツーリングまで楽しめそうなバイクです

 サーキットでの走行イベントとかにデートで行くのに楽しそうなバイク! って勝手に想像しました(笑)。

 私はライディング諸々含めヘボいので、彼氏かまたは先生に一から教えて頂きたいです(笑)。

■TRIUMPH Street Triple 765 R

全幅 × 全高:792 × 1047 mm
軸距:1402 mm
シート高:826 mm
車両重量:189 kg
エンジンタイプ:水冷4ストロークDOHC12バルブ並列3気筒
総排気量:765 cc
内径×行程:78.0 × 53.4 mm
圧縮比:13.25:1
最高出力:120PS (88.3kW) / 11500rpm
最大トルク:80Nm @/9500rpm
燃料タンク容量:15L
タイヤ:前 120/70 ZR 17、後 180/55 ZR 17
ブレーキ形式:前 油圧式ダブルディスク、後 油圧式シングルディスク

■メーカー希望小売価格:119万5000円〜122万1000円(税込)