積極的な声掛けで電話de詐欺を見破り被害を未然に防いだとして、千葉県の四街道郵便局に警察から感謝状が贈られました。

 感謝状が贈られたのは、四街道郵便局を代表して武田幸男局長と、窓口営業部の植草稔課長です。

 植草さんは3月19日、郵便局を訪れた高齢女性が現金260万円を送金しようとしていたため、話を聞こうと女性に声をかけました。

 女性は問いかけに対し、「孫に送金したい」と話したものの、送金の理由については答えなかったため、植草さんは詐欺を疑い、警察に通報して被害を未然に防ぎました。

 警察によりますと、四街道市内では2024年1月から3月までの電話de詐欺の被害が1件に留まっていて、2023年3600万円余りだった被害額も、2024年は48万円と大幅に抑えられています。

 警察は地域の金融機関などの水際対策が被害額などの減少に繋がったと分析していて、四街道警察署の堀江忍署長は「犯罪抑止に当たる警察としてもありがたい」と謝意を示しました。

四街道郵便局 窓口営業部 植草稔 課長
「(利用者の)みなさんが一生懸命働いて貯めたお金を預かっているので積極的に声掛けしている」