◇17日(日本時間18日) ドジャース0ー2ナショナルズ(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」でスタメン出場し、4打数3安打で今季3度目の猛打賞をマークした。4試合連続安打&2戦連続マルチ安打。チームは0−2で今季初の完封負けを喫した。

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 今季も、デーゲームにめっぽう強い「昼男」は健在だ。日差しがドジャー・スタジアムに照りつける中、大谷が躍動した。昨季メジャーデビューした初対戦の右腕アービンに対して、1回1死走者なしの第1打席は内角カットボールを迷いなく引っ張り、乾いた打球音を響かせて右前打で出塁。4試合連続安打をマークした。

 

 3回1死走者なしの第2打席は速球に詰まって左飛に倒れたが、6回無死走者なしの第3打席は追い込まれた後、低めのスライダーを右手1本で巧みにバットに乗せて右前へ。2試合連続マルチ安打とした。8回2死走者なしの第4打席は、中継ぎ右腕のハービーの99マイル(159キロ)速球を合わせて中前打。打率は3割6分に上昇し、リーグトップも視界に入ってきた。

 昨季デーゲームの試合で156打数53安打、打率3割4分、18本塁打。今季もこの試合まで31打数14安打で、打率は驚異の4割5分2厘だ。昨年、デーゲームの数字の良さを問われて「たまたま」と話したが、昼過ぎの試合はボールが見やすく、ナイターに比べて乾燥して球が飛びやすいとされる。松井秀喜さんを超えるメジャー通算176号はお預けとなったが、湿ったドジャース打線にあって、安打を重ねた大谷は輝きを放った。