4月11日に世界最大のゴルフの祭典「マスターズ」が開幕する。今年も舞台はオーガスタナショナルGC。松山英樹やタイガー・ウッズら注目選手のほかリブゴルフからの参戦選手をおさらいする。

松山英樹の3年ぶりの快挙に期待

◆米国男子プロゴルフ<マスターズ 4月11〜14日 オーガスタナショナルGC(ジョージア州) 7555 ヤード・パー72>

 米国男子ツアーのメジャー第1戦「マスターズ」がオーガスタナショナルGCを舞台に4月11〜14日の日程で開催される。

ディフェンディングチャンピオンとして挑むリブゴルフメンバーのジョン・ラーム 写真:GettyImages
ディフェンディングチャンピオンとして挑むリブゴルフメンバーのジョン・ラーム 写真:GettyImages

 2021年にアジア勢で初めて栄冠を手にした“日本のエース”松山英樹は13度目の出場。2月「ジェネシス招待」で2年ぶりツアー9勝目を挙げて以降、上位フィニッシュを続けており、前週の「バレロテキサスオープン」でも7位タイと調子は上向き。3年ぶりの快挙に期待がかかる。

 日本からはもう一人、昨季の欧州ツアーでルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞した久常涼が特別招待で初出場する。久常も前週の「バレロテキサスオープン」(78位タイ)を終えてオーガスタ入り。8日には松山と揃って姿を見せ練習場で調整に励んだ。9日には2人で練習ラウンドを行う予定だ。

 昨年12月にリブゴルフへ電撃移籍したディフェンディングチャンピオンのジョン・ラーム(スペイン)も参戦。前年は最終日に2打差を逆転し、2021年「全米オープン」以来となるメジャー2勝目を挙げ、初めてグリーンジャケットに袖を通した。

 その他のリブゴルフ勢は、歴代覇者のダスティン・ジョンソン(米)、パトリック・リード(米)、フィル・ミケルソン(米)、バッバ・ワトソン(米)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、シャール・シュワーツェル(南アフリカ)に加え、ブルックス・ケプカ(米)、ブライソン・デシャンボー(米)、キャメロン・スミス(オーストラリア)、ホアキン・ニーマン(チリ)、ティレル・ハットン(イングランド)、エイドリアン・メロンク(ポーランド)の総勢13人が出場する。

 タイガー・ウッズ(米)は26度目の出場。昨年は最終日のスタート前に足首の故障を理由に棄権した。5度の大会制覇を誇るレジェンドがリベンジに挑む。16度目の出場となるローリー・マキロイ(北アイルランド)は“キャリアグランドスラム”がかかっている。

<直近10年の優勝者>2023年:ジョン・ラーム2022年:スコッティ・シェフラー2021年:松山英樹2020年:ダスティン・ジョンソン2019年:タイガー・ウッズ(5度目)2018年:パトリック・リード2017年:セルヒオ・ガルシア2016年:ダニー・ウィレット2015年:ジョーダン・スピース2014年:バッバ・ワトソン(2度目)

<主な出場予定選手>松山英樹、久常涼、ジョン・ラーム、タイガー・ウッズ、ダスティン・ジョンソン、パトリック・リード、フィル・ミケルソン、ローリー・マキロイ、スコッティ・シェフラー、セルヒオ・ガルシア、ダニー・ウィレット、ジョーダン・スピース、バッバ・ワトソン、ウインダム・クラーク、ザンダー・シャウフェレ、トミー・フリートウッド

e!Golf編集部