見合う展開になった理由は相手の情報の少なさによる「警戒」

格闘技イベント「RIZIN.46」(29日、東京・有明アリーナ/ABEMA PPV ONLINE LIVEで生中継)第5試合、RIZIN MMAルール ライト級(71キロ):5分×3R

 第5試合では“ブラックパンサー”ベイノア(28=極真会館)が井上雄策(35=リバーサルジム川口リディプス)に3-0で判定勝ちを収めた。見合う展開に会場から大ブーイング。ベイノアが3年ぶりの勝利を振り返った。

 1年の米国修行の成果を見られなかった。ベイノアは苦笑いしながらインタビュールームに登場し「とりあえず勝ったなという感想です」と一言。

 当然のようにブーイングの質問も飛ぶ。ベイノアは「アメリカンでしたね。あまり日本で聞かないような、RIZINで聞いたことないようなブーイングだった。そういう意味ではRIZINに新たな風を吹かせているなと。まぁびっくりしました。聞き間違いかな? 一瞬耳を疑いました」と振り返る。

 今年3月の神戸大会でカード発表された際には「おもんないぞ!」と観客からヤジ。「なんか変わっちゃったのかな。どっちが変わったのか。日本が変わったのか、僕が変わったのか」とインタビュールームで笑いを誘っていた。

 今回の試合は見せたかったものの1割ほどしか出せていない。なぜ見合う展開になったのか問われると「お互いに相手の判断材料がなかったのが警戒につながってしまったのではないか」と答えていた。ENCOUNT編集部