寒い冬の季節が過ぎ、気温が高まる春はどこかへ出掛けたくなるものです。とはいえ、現代は「春になると花粉症の症状が出て困る」という人も少なくありません。   毎年到来する花粉の季節ですが、2024年の花粉はどのような特徴があるのでしょうか。そこでこの記事では、2024年春における花粉の飛散時期や、なるべくお金をかけずにできる花粉対策法を紹介します。

2024年春の花粉の飛散時期は?

一般財団法人日本気象協会によると、2024年の花粉は「2月中旬までに九州から関東と、東北の一部でスギ花粉飛散開始」したとしています。2024年は暖冬や季節外れの暖かさなどの影響により、例年と比べると飛散開始が早い地域が多かったようです。
 
スギ花粉は多くの地域で3月上旬〜中旬、ヒノキ花粉は広い地域で3月下旬ごろからピークとなる見通しです。また、北海道のシラカバ花粉は4月下旬に飛散が始まると見込んでいます。
 

すぐできる!なるべくお金をかけない6つの花粉対策法

花粉症の症状を抑えるには、花粉に関する知識が不可欠です。いかに花粉を避け、上手に予防するかがポイントとなります。そこで、ここではなるべくお金をかけずにできる、花粉の対策方法を6つ紹介します。
 

・花粉の飛散量が多いときは外出を控える

一般的に花粉は朝や夕方に飛散が多くなるといわれています。この時間帯の外出を極力控えるだけでも、花粉対策につながるでしょう。
 
また「晴れて気温が高い日」「空気が乾燥しており風が強い日」「雨上がりの翌日」「気温の高い日が2〜3日ほど続いたあと」などは、特に花粉が多くなりやすいといわれています。このようなタイミングでの外出を控えることや、外出しなければならない場合は万全の対策を心がけることなどが重要です。
 

・外出時は花粉がつきにくい服装を意識する

花粉シーズンに外出する際は、服装選びが重要です。基本的に花粉が付着しやすいとされるウール素材は避け、表面がツルツルとした衣類を選びましょう。
 
また、花粉が付着しやすい頭・顔・手などは衣類や小物でカバーするとよいでしょう。頭と顔を花粉から守るには、つばの広い帽子を被ることがおすすめです。手は手袋を着用すると花粉の付着を減らせます。
 

・メガネを着用する

花粉が飛んでいる時期はメガネやサングラスを着用することも有効です。メガネやサングラスによって眼に入る花粉量を減らせます。防御カバーのついた花粉症用のメガネなども販売されているため、必要に応じて活用しましょう。
 

・マスクをする

マスクをつけることで花粉の吸入を減らせます。その際、重要になるのが顔にぴったりフィットするマスクを選ぶことです。顔にフィットしていないマスクはそこから花粉が入り込む原因となります。息がしやすく、なるべく顔にフィットするものを選びましょう。
 

・家に入る前に衣類や身体についた花粉を落とす

付着した花粉を家に入れないことは、対策の基本です。外出後の衣類には花粉が付着しているため、家のなかに入る前に玄関でしっかりと払い落としましょう。
 
家のなかに入ったらすぐに着替えることも有効です。また、手・顔・髪にも花粉が付着しています。帰宅後は手洗い・洗顔・うがいを行い、花粉を洗い流しましょう。
 

・洗濯物や布団を外に干さない

花粉の飛散量が多いときは、洗濯物や布団を外に干さないという対策法もあります。窓際で室内干しをする、サーキュレーターを活用するなど工夫してみましょう。
 

対策に取り組み、つらい花粉の時期を乗り切ろう

暖冬や季節外れの暖かさなどの影響により、2024年は例年と比較して飛散開始が早い地域が多いようです。
 
花粉の飛散量が多い日は極力外出を控えるほか、服装選びに注意することや、メガネやマスクを活用するなどの対策を行いましょう。また、室内に花粉を入れないための工夫も必要です。できることから対策し、つらい花粉の時期を乗り切りましょう。
 

出典

一般社団法人日本気象協会 日本気象協会 2024年 春の花粉飛散予測(第4報)〜スギ花粉は九州から東北まで飛散中 ピークは多くの所で3月上旬から中旬〜
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー