ご飯を作るときにかかる単価はいくらぐらいなのか、気になる方もいらっしゃるでしょう。   人数が多いほどご飯を作るためにかかる費用が高くなって当然ですが「単価」で考えると1人分を作るときよりも安く済むのかもしれません。   本記事では、1人分のご飯を作るときと家族4人分作るときとではどちらの単価が安く済むのかを、単価を抑えるコツとともにご紹介します。

一人暮らしの1ヶ月の食費はいくら?

保険マンモス株式会社が実施した「食費に関するアンケート調査」によると、一人暮らしの場合、1ヶ月にかかる食費は表1の通りです。
 
表1

1ヶ月の食費 割合
1万円未満 8%
1万円〜3万円未満 67%
3万円〜5万円未満 23%
5万円〜8万円未満 2%

※保険マンモス株式会社「食費に関するアンケート調査」を基に筆者作成
 
「1万円〜3万円未満」が最も多く、全体の70%近くを占めています。「3万円〜5万円未満」の23%を合わせると90%になるため、1人暮らしをしている人の多くが、1ヶ月に「1万円〜5万円」の間で食費をかけていることが分かります。
 
仮に1ヶ月の食費を「3万円」とした場合、1ヶ月(30日)で割ると1日1000円、さらに3食で割ると1食当たりの費用は約333円です。
 

4人家族の1ヶ月の食費はいくら?

同調査での4人家族の1ヶ月の食費は表2の通りです。
 
表2

1ヶ月の食費 割合
1万円未満 1%
1万円〜3万円未満 16%
3万円〜5万円未満 40%
5万円〜8万円未満 33%
8万円〜10万円未満 9%
10万円以上 1%

※保険マンモス株式会社「食費に関するアンケート調査」を基に筆者作成
 
「3万円〜5万円未満」が40%と最も多く、次いで「5万円〜8万円未満」「1万円〜3万円未満」となっています。
 
仮に1ヶ月の食費を「5万円」とした場合、1ヶ月(30日)で割ると約1667円、さらに3食で割ると約556円です。これを家族4人で割ると、1食分にかかる1人当たりの費用は約139円となります。
 

ご飯を作るときの単価を抑えるコツは?

ご飯を作るときの単価を抑えるためには、毎月の食費の上限をあらかじめ決めておいたり、できるだけ外食を控えたりする方法があります。
 
また、消費庁「家庭での食品ロスを減らそう」では、食品ロスを減らすポイントとして、以下のことを推奨しています。

●食材の買い物に行くときは冷蔵庫の中身をチェックしたうえで買い物をする
●使う分、食べられる量だけ買う
●野菜は購入したら冷凍したり、下処理をしたりしてからストックをする
●食材を使うときは残っている食材から使う
●作りすぎてしまった料理はリメイクレシピなどで工夫する など

買い物へ行く回数が多いとつい買いすぎてしまいがちなので、できるだけまとめ買いするように計画を立てておく方法もおすすめです。
 

ご飯を作るときの単価は1人分より4人分の方が安い

一人暮らしの1ヶ月の食費を「3万円」、4人家族の1ヶ月の食費を「5万円」とした場合、ご飯を作るときの単価は1人分より4人分の方が安く済むことが分かります。
 
できるだけ食費を節約したいときは、食費の上限を決めたりリストを作成してから買い物に行ったりするなど、工夫するといいでしょう。
 

出典

保険マンモス株式会社 食費に関するアンケート調査(PRTIMES)
消費庁 家庭での食品ロスを減らそう
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー