スーツは、ビジネスやフォーマルな場に必要不可欠なアイテムですが、日常的にスーツを着る機会が少ないという方もいるでしょう。   特に、フリーランスやリモートワークで仕事をしている方にとっては、年に数回の大切なプレゼンテーションや式典のためだけにスーツを新調するのは、経済的にも実用的にも疑問を持つ方もいるかもしれません。   その場合は、購入ではなく「レンタル」を選択することで、コストをおさえつつ、品質やスタイルの点で妥協せずに済むというメリットがあります。   この記事では、スーツを着る機会が少ない方に向けて、購入とレンタルの相場を比較し、よりよい方法をご紹介します。   今回は出張でスーツを年に3回着ると仮定しています。

スーツを購入したときの費用

スーツを購入する際は、初回にまとまった出費があります。
 
その後は体型が変わったときや消耗品を買い替えるときに購入することになります。
 
また、クリーニングをする場合は、料金がかかります。
 
初回はスーツを購入すると、ジャケットやスラックスのほかにも、ワイシャツや靴下などの小物も含めると相場は3万6000円程度です。
 
2回目以降はクリーニング代のみの費用となります。クリーニング代の相場は1回あたり2145〜2640円、年に換算すると6435〜7920円となります。
 
2回目以降でも体型が変わったり、靴下やワイシャツなどの小物を買い替えたりする場面が出てきます。
 
スーツは時期やセールなどにより価格が変動しますので、参考程度にしてください。
 

スーツをレンタルしたときの費用

レンタルスーツ会社により料金に違いがありますが、相場としては1回あたり4800円〜6300円かかります。
 
年に3回ですので、1万4400〜1万8900円程度の出費となります。
 

スーツの購入費用とレンタル費用を比較

スーツを購入した場合の費用とレンタルした場合の費用を表1にまとめました。
 
表1

購入した場合の費用 購入した場合のクリーニング費用(1回あたり) レンタルした場合の費用(1回あたり)
約3万6000円 約2145〜2640円 約4800円〜6300円

※筆者作成
 
スーツを購入した場合は、初回の出費が大きくなりますが、2回目以降も体型が変わったり、小物を買い替えたりするとこれ以上の出費が予測されます。
 
スーツをレンタルした場合は、そのときの体型に合ったものを借りられるので、急な出費は出にくいと考えられます。
 
スーツを年に3回と着る機会が少ない場合は、レンタルした方が結果的に節約できる可能性が高いといえるでしょう。
 

スーツを年に数回程度しか着ない場合は、レンタルした方が節約になる

スーツを年に数回程度しか着ない場合は、初期費用やクリーニング代、追加購入費用を考えると、レンタルした方が節約になることが分かりました。
 
スーツをレンタルする場合は、ご自身に合うレンタル会社の料金プランを探して、節約につなげてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー