3日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円95銭へ上昇後、151円58銭まで下落し、151円68銭で引けた。米3月ADP雇用統計で雇用者数の伸びが予想以上に拡大し、昨年7月以来で最大となったため利下げ観測後退で金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。そののち発表された3月ISM非製造業景況指数が改善予想に反して悪化したため消費への楽観的見方が後退。パウエルFRB議長が講演で利下げも除外せず、今後のデータ次第との姿勢を維持したため金利も伸び悩みドル売り優勢となった。



ユーロ・ドルは1.0773ドルから1.0837ドルまで上昇し、1.0836ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の高官が連邦準備制度理事会(FRB)よりも先に利下げを開始するとのハト派発言を受け一時ユーロ売り圧力となったが、その後、米金利低下に伴うドル売りが優勢となった。ユーロ・円は、163円60銭から164円39銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2567ドルから1.2656ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9092フランから0.9030フランまで下落した。