(13時30分現在)



S&P500先物      5,207.00(-0.75)

ナスダック100先物  18,199.50(+2.75)





米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物はほぼ変わらず。長期金利は底堅く、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ





10日の主要3指数は軟調。序盤から売り優勢となりナスダックとS&Pは反落、ダウは422ドル高の38461ドルと3日続落で取引を終えた。この日発表された消費者物価指数(CPI)はコア指数も含め予想を上回り、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策方針を後押し。長期金利の急伸を受け、売りが膨らんだ。その後公表された連邦準備制度理事会(FRB)議事要旨はタカ派寄りと受け止められ、買戻しの余地を封じた。





本日は下げ渋りか。今晩発表の生産者物価指数(PPI)は強い内容が予想され、CPI同様に想定よりも強い内容となる可能性がある。その際には長期金利の上昇を受けハイテクを中心に幅広い売りが続くとみられる。FRB当局者は全般的にタカ派的スタンスを堅持しており、長期金利が堅調地合いを強めれば買いを抑制しよう。一方、今週末から企業決算が本格化し、序盤の金融セクターの業績を見極めようと過度な売りは抑制される。