日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は11日、前日比+0.26(上昇率1.27%)の20.73と上昇した。なお、高値は20.92、安値は20.35。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、警戒感から日経VIは上昇して始まった。ただ、取引開始後は株価の下値を売り急ぐ動きはなく、日経225先物は底堅い展開となったことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは次第に限定的となり、日経平均VIは一時低下に転じる場面もあった。



【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴も持っています。