プレミアムウォーターホールディングス<2588>は11日、2023年3月期連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が前期比11.7%増の764.63億円、営業利益が同20.5%増の73.46億円、税引前利益が同17.4%増の64.16億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同71.0%増の60.57億円となった。



当年度における同社グループの業績については、これまでの営業活動により獲得した保有契約件数が前年度末で143万件となった。同社グループは、デモンストレーション販売やWEB、テレマーケティング等によって多くの顧客を獲得し、シェアを拡大してきたが、業務提携等シナジー効果の期待できる企業とともに営業活動の強化を行うことにより、宅配水事業の収益基盤はなお一層強固なものとなった。さらに、長期にわたる宅配水の定期配送サービスの利用が安定的な収益基盤の構築に繋がることから、既存顧客の継続率の向上や顧客満足度向上のための各種付帯サービスの提供等を推進した結果、当年度末の保有契約件数は前年度末から11万件増加し、154万件となった。一方で、物流費や販売促進費等の増加が同社グループの利益押下げ要因となっているものの、各工場設備の稼働率の向上等による製造原価の低減や、物流費の安定化につながる物流網の構築等による各種費用の低減に努めてきた。



2024年3月期通期の連結業績予想については、売上収益が前期比7.2%増の820.00億円、営業利益が同11.6%増の82.00億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同20.8%減の48.00億円を見込んでいる。