萩原電気ホールディングス<7467>は15日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比17.4%増の1,860.01億円、営業利益が同54.4%増の67.25億円、経常利益が同48.0%増の64.17億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同70.8%増の49.12億円となった。特別利益に買収した子会社の負ののれん益6.70億円を計上している。



デバイス事業の売上高は前期比18.1%増の1,589.74億円、営業利益は同68.6%増の44.91億円となった。自動車生産の回復や採用品の新規立ち上げなどに加え、商流移管や円安の寄与があった。



ソリューション事業の売上高は前期比13.7%増の270.26億円、営業利益は同32.0%増の22.34億円となった。搬送・半導体設備関連の顧客の生産が好調に推移したことによる組込分野での売上増加が牽引した。



2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比14.5%増の2,130.00億円、各利益は円安効果の剥落や成長投資などを織り込み、営業利益が同6.3%減の63.00億円、経常利益が同6.5%減の60.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.6%減の39.00億円を見込んでいる。