■サスメド<4263>の業績動向



1. 2024年6月期第2四半期業績(非連結)の概要

2024年6月期第2四半期の業績(非連結)は、事業収益が前年同期比319.8%増の265百万円、営業利益が97百万円の損失(前年同期は189百万円の損失)、経常利益が90百万円の損失(同187百万円の損失)、四半期純利益が91百万円の損失(同190百万円の損失)だった。大幅増収となり、各利益段階で損失が縮小した。DTxプロダクト事業において契約一時金及びマイルストン収入を計上し、DTxプラットフォーム事業も堅調に推移した。なお研究開発費は同90.5%増の119百万円だった。



2. 事業別の動向

DTxプロダクト事業は事業収益が200百万円(前年同期は0百万円)で、利益(全社費用等調整前営業利益)が118百万円(同46百万円の損失)だった。耳鳴を対象疾患領域とする治療用アプリ「SMD403」に関して、杏林製薬より受領した契約一時金100百万円及びマイルストン収入100百万円を収益計上した。DTxプラットフォーム事業は事業収益が前年同期比3.2%増の65百万円で、利益が6百万円の損失(同39百万円の利益)だった。売上面は期末時点の契約案件数が2023年6月期末比2件減少して10件となったが、既存顧客の継続利用や単価上昇などによりおおむね堅調に推移した。利益面は「SUSMED SourceDataSync」の追加開発のための研究開発費の増加により減益だった。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)