プロパスト<3236>は8日、2024年5月期第3四半期(23年6月-24年2月)決算を発表した。売上高が前年同期比20.9%増の206.63億円、営業利益が同22.6%増の30.58億円、経常利益が同26.0%増の27.13億円、四半期純利益が同17.9%増の18.92億円となった。



分譲開発事業の売上高は37.55億円(前年同期は売上高なし)、セグメント利益が4.43億円(前年同期は0.03億円の損失)となった。自社物件としてガレリアドゥエル神田岩本町の52戸全戸の引渡が完了した。



賃貸開発事業の売上高は前年同期比23.6%増の146.39億円、セグメント利益は同23.0%増の31.34億円となった。首都圏を中心に用地取得から賃貸マンションの企画・建築・販売まで行っており、浅草橋7プロジェクト、目黒本町2プロジェクト及び谷中プロジェクト等の17物件を売却した。



バリューアップ事業の売上高は同56.8%減の22.69億円、セグメント利益は同59.4%減の3.19億円となった。中古のマンションを購入し、外観や設備が経年劣化した不動産に対して効率的に改修を行ったり、賃料の見直しや居住率のアップを目的としてリーシングを行うことにより収益性を向上させ、既存の建物の付加価値を高めた上で売却している。上大崎プロジェクト、豪徳寺プロジェクト及び東麻布2プロジェクト等の5物件を売却した。収益性の高いエリアでの物件売却を進めたものの、販売棟数が前年同期の11棟から5棟へ減少した結果、減収減益となった。



2024年5月期通期については、売上高は前期比16.3%増の232.74億円、営業利益は同5.6%増の27.00億円、経常利益は同3.7%増の21.76億円、当期純利益は同2.0%減の15.31億円とする1月9日に上方修正した業績予想据え置いている。