冨安はルートン戦で途中出場し、無失点勝利に貢献

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、現地時間4月3日のプレミアリーグ第31節ルートン・タウン戦(2-0)で後半29分から途中出場した。怪我から復帰して2戦目。指揮官の信頼はブレていない。

 ルートンにはDF橋岡大樹が所属しているため、注目の日本人対決となった一戦。前半24分にアーセナルMFマルティン・ウーデゴールが先制点を決めると、同44分にはMFエミール・スミス・ロウのクロスが橋岡のオウンゴールを誘い、アーセナルが2点目を奪った。

 後半29分からDFオレクサンドル・ジンチェンコと代わり出場した冨安は、左サイドバックで相手のチャンスをブロック。攻撃面でも、同35分に中央ペナルティーエリア外からシュートを放つなど積極性を見せている。

 2-0の完勝で終わった試合後、アーセナル専門サイト「Arsenal Insider」は「ミケル・アルテタ、1900万ポンド(約36億円)のアーセナルのスター選手に『本当に満足』」と指揮官の言葉を伝えた。

 冨安についてミケル・アルテタ監督は「彼はチームとともに成長していると思う。今日、彼が出場した時は本当に良かったし、多くのことを与えてくれたからね」と存在の大きさを語る。

 記事でも、「ボローニャから1900万ポンドで獲得したこの選手は、今シーズンのアーセナルで最高のパフォーマンスを見せた選手の1人であり、冨安は数週間の負傷離脱を経て、いつものベストの状態に戻りつつある」と復調を報じた。

 指揮官からの信頼も厚く、3月20日にはアーセナルと2026年まで契約を延長。怪我での離脱がたびたびあったが、今シーズンタイトルを狙える位置にいるアーセナルで重宝される存在となっている。

FOOTBALL ZONE編集部