●3位:アルバロ・モラタ

 これまでに数多くの有望な選手を獲得してきたチェルシーだが、そのすべてが成功しているわけではない。高額な移籍金を支払って獲得したものの、満足に活躍できないままチームを去ったものもいる。その中でも、期待と結果が最もかけ離れた選手は誰だったのか。期待に応えることのできなかった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照

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生年月日:1992年10月23日
移籍金:6600万ユーロ(約92億円)
在籍期間:2017年7月〜2019年1月
リーグ戦成績:47試合16得点6アシスト

 ユベントス、レアル・マドリードというビッグクラブで結果を残したアルバロ・モラタは、2017年夏にチェルシーに加入。移籍金は当時のクラブ史上最高額となる6600万ユーロ(約92億円)であり、当然のことながら大きな期待を寄せられた。

 モラタはその期待に応えるように、スタートダッシュに成功。プレミアリーグ初挑戦ながら開幕11試合で8得点4アシストを記録していた。ところが、その後は怪我の影響もあって勢いがストップ。最終的にリーグ戦では11得点を奪ったのだが、当初の期待値を下回る結果と言わざるを得ず、シーズン後に行われたロシアワールドカップメンバーからも落選することになった。

 チェルシー在籍2年目となった2018/19シーズンも調子は上がらず。冬には膝の怪我やハムストリングの怪我に悩まされてしまい、プレミアリーグ前半戦はわずか5得点という結果に終わっていた。

 そして2019年1月、モラタはアトレティコ・マドリードにレンタル移籍。その後完全移籍に切り替わったことで、チェルシーでの冒険は終わりを告げた。最終的な成績は公式戦47試合16得点6アシスト。6600万ユーロ(約92億円)という移籍金を考えると、決して満足はできないだろう。