アーセナルに所属するイングランド代表MFデクラン・ライスが、クラブの同僚でイングランド代表への招集を拒否したDFベン・ホワイトの復帰を熱望している。英メディア『BBC』が、『BBC Radio 5 Live』でライスが語ったことについて伝えている。

　イングランド代表の右SBは、ニューカッスルのDFキーラン・トリッピアー、リバプールDFトレント・アレクサンダー＝アーノルド、チェルシーDFリース・ジェームズなどが怪我の影響で招集が難しい状態であったため、アーセナルで好パフォーマンスを残しているホワイトの活躍が期待されていた。

　だが、イングランドサッカー協会（FA）が発表した今月の国際親善試合に向けた代表メンバーにホワイトの名前はなかった。英メディア『SPORT BIBLE』はホワイトは事前に「選ばれたくない」と断りの連絡をしていたと報じていた。

　そんな中、現地時間26日に行われるベルギー代表戦を前にライスが会見に臨み、そのことについて触れている。この試合のキャプテンに任命されたライスは「彼がこちら側にいること、来ることを望むよ。我々は彼を連れ戻せる」と口を開いた。

　さらに、ライスは続けて「ベンはとてもいい奴なんだ。彼は信じられないフットボーラーだ」とコメント。また、「何が起こっているか真実を知るのは難しいが」と話しつつ、「でも、彼の決断なんだ。彼は今イングランドでプレーしたくなかった。イングランド代表でプレーすることは、とても光栄なことなんだよ」とホワイトの意見を尊重している。

　今回は、招集を拒否したホワイトだが、アーセナルの同僚が説得し、代表に復帰することになるのだろうか。

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