日本代表FW三笘薫が所属するブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督は、複数のビッグクラブから後任監督として関心を寄せられている。英メディア『Football Transfers』は、ブライトンは今夏での同監督の退任を見越しており、すでに後任監督確保に向けて始動していると報じた。

 デ・ゼルビ監督は22年9月にブライトンの監督に就任すると、斬新な戦術でブライトンの躍進を演出した。22-23シーズンには、現在チェルシーに所属しているモイセス・カイセドやリバプールに所属するアレクシス・マック・アリスター、そして日本代表の三笘などの選手たちを率いて、クラブ史上初となるヨーロッパリーグ出場権を見事獲得している。

 ブライトンでの優れた手腕が見込まれて、ユルゲン・クロップ監督の退任が決まっているリバプールや、同じくシャビ監督の退任が決まっているバルセロナ、そして母国イタリアのACミランなどもデ・ゼルビ監督招聘に向けて動いていると同メディアは伝えていた。

 まだ同監督の退任が確実に決まっているわけではいないものの、同メディアはすでにブライトンは後釜の確保に向けて始動していると報じた。そして、次期監督として名前が上がっているのが現在EFLチャンピオンシップ(プレミア2部)に属しているサウサンプトンの指揮官ラッセル・マーティン氏だ。

 サウサンプトンは、39節終了時点で勝点75の4位につけており、来季プレミアリーグへ昇格できる可能性がある。ブライトンは、サウサンプトンをプレミアリーグへ昇格する可能性のある位置まで押し上げたマーティン氏を来季の監督として迎えるために、すでに話し合いを開始したと同メディアは報じている。

 もっとも、同メディアは「サウサンプトン監督と話し合いを行ったのは確かだが、現時点ではまだ就任の決定などはされていない」と報じており、今後他の監督を招聘する可能性も指摘していた。

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