ラ・リーガ第30節が現地時間3月31日に行われ、サッカー日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダはアラベスと対戦した。レアル・ソシエダはこの試合に1-0で勝利したが、久保は右足を痛めて途中交代を余儀なくされた。スペインメディア『as』は、負傷離脱中の久保の現状について現地時間10日に報じている。

 同メディアによると、久保は10日に行われたソシエダの全体練習に怪我の影響で参加できなかったという。そのため、現地時間14日に行われるUDアルメリアとの試合は「ますます出場するのが難しくなっている」と現地では報じていた。

 久保の負傷は「小さな筋繊維の断裂」が原因と報じられており、同メディアは「久保が深刻な怪我を負っていないのは事実である」と述べた上で、「いかなるリスクも負いたくないことが原因で全体練習への復帰が遅れている」と、久保の復帰が遅れている理由について伝えている。

 一方で、現地メディアの『noticias de Gipuzkoa』は、「久保の体はもう復帰しても問題ない」と述べた上で、久保の負傷離脱が長引いている理由について次のように報じていた。

「久保はアルメリアとの対戦に間に合うようにしているが、ソシエダに在籍した2シーズンでプレーを止めていないので、おそらく今は体の声に耳を傾け、無理をしない時期が来ているのだろう」

 また、同メディアは「彼の献身性と競争力には常に疑いの余地がない」と前置きした上で、「疲労によりパフォーマンスを低下させている。久保はこれまでのキャリアの中で、今回のような怪我をしたことがなかった。これがチームに復帰する時間が長引いている原因だ。良い感触を得られるまでリスクを冒すつもりはないのかもしれない」と。深刻ではないものの怪我が完治するまでは復帰しない可能性があると指摘していた。

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