姑から気に入られることは本来嫁にとって喜ばしいことですが、グイグイ来られ過ぎるのも厄介かもしれません。姑とは一定の距離を保ちたいと考える嫁も多いはずです。今回は私の友人A子さんから聞いた、勝手に家に入り洗濯物を外干しする姑の話を紹介します。良かれと思ってやっているのだからこれまた質が悪い……。

敷地内同居中のA子

A子は義実家で敷地内同居しています。共働きのA子夫婦にとって、子育てにとても協力的な義両親には助けてもらうことも多いのですが……。正直なところ、ありがた迷惑なこともたびたび起こります。

普段から室内干ししていた洗濯物

先日朝は小雨が降っていたこともあり、洗濯物を室内に干していたA子。晴れた日にはタオルや乾きにくい厚手の服などをたまに外干しすることもありますが、基本的にはいつも室内干ししています。この日は、A子が仕事に向けて出発してから1時間後くらいに、雨が止み……。

子どもが緩衝材となり、姑との距離が縮まっている実感があったA子。しかし、姑との距離が近くなり過ぎてとんでもないことが起こってしまったのです。

姑が勝手に家に侵入!? 室内→外干しに

「洗濯物は外に干すもの」というポリシーがある姑は、なんと合鍵を使って勝手にA子宅に侵入! 洗濯物を外に干しておいてくれたのです。しかし、あろうことかA子の下着が家の目の前の道路から丸見えで……。

仕事を終え帰宅したA子は、驚きのあまりしばらくの間フリーズしてしまいました。その後、我に返ったA子は急いで洗濯物を取り込み、夫に連絡することに。

姑の親切心……

A子から詳しい話を聞き激怒した夫。帰宅後すぐさま隣に住む両親の家に行き、母親に文句を言いに行きました。

すると、あろうことか姑は「ありがとうの一言くらいあってもいいじゃない!」「せっかく晴れているのだから、外に干した方が気持ちがいいでしょ!」「A子さんが家にいないから家事をしてあげているの! ありがたいと思いなさい」と反論してきたのです。どうやら姑は親切心から外干ししてくれたようでした。

しかし、夫はすかさず「いやいや、過干渉にもほどがある! ほっといてくれよ」「しかも男性ものはまだ許せても、女性ものの下着を外に干すなんて今どきありえない」と却下。

今後A子夫婦が不在のときに姑が勝手に家の中に入らないように、渡してあった合鍵を返してもらったA子夫婦でした。

姑の行動は親切心からと言えど、嫁の立場からしたらちょっとやりすぎですよね。良かれと思ってしてくれたことでしたが、合鍵を返してもらったので、もう姑が勝手に入ってくる心配もありませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K