一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡市のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載47回目は、福岡市博多区にある「千鳥橋(ちどりばし)」バス停その2 をご紹介します。

 隣のバス停の名前

 

前回は、博多区にある「千鳥橋(ちどりばし)」バス停が、かつて営業所や電車駅であったことをご紹介しました。

▶前回記事はこちら:https://fukuoka-leapup.jp/serial/202305.4782

 

こちらを千鳥橋Aとしましょう。ここから、

 

 

前回ご紹介した、線路の名残と思われる曲線に沿って、

 

 

千代町方向に進んだ先に、別のバス停があります。

 

 

こちらも千鳥橋バス停です。説明のために、こちらは千鳥橋Bと呼びます。

 

 

東西と南北の路線が交差する場所では、それぞれにバス停が立っていて、同じ名前が付いていることも珍しくはありません。しかし現状、千鳥橋Bに停車するバスは、全て千鳥橋Aからやってきます

 

 

千鳥橋Bに停車するのは、15番と79番です。

 

 

 

千鳥橋Aには、他にもバスが多数停車しますが、

 

 

天神や大濠公園へのバスは、千鳥橋交差点を直進します。

 

 

 

千鳥橋→千鳥橋

 

千鳥橋Aの路線案内には、15番と79番が千鳥橋Aを出発したあと、千鳥橋Bに停車することが記載されています。「千鳥橋(3号線)」→「千鳥橋(緑橋方面)」とありますね。

 

「ご乗車ありがとうございます。次は千鳥橋、次は千鳥橋です。お降りのお客さまはお知らせください。」

 

西鉄バスの、次のバス停を知らせる案内放送は、こんな感じです。バス停名のところだけ差し替えて流しているので、当然なのですが、

 

 

千鳥橋Aを出発した後の放送は、

 

「次千鳥橋、次千鳥橋」

 

と言ってほしいなあ、といつも思っています。

 

 

 

基本情報

バス停名:千鳥橋(ちどりばし)

・住所:〒812-0044 福岡県福岡市博多区千代5丁目2[map]

・博多からの行き方一例:

「博多バスターミナル1F (1のりば)」から普通15番 福高 千代町 千鳥橋経由 ゆめタウン博多ゆき に乗車。約13分、240円。

 

著者:沖浜貴彦