次期「Apple Watch」は従来よりも省電力な有機ELディスプレイを搭載する可能性があると、韓国語ニュースサイトのThe Elecが報じています。

↑もっと省エネになるかも

 

現行モデルの「Apple Watch Series 9」や「Apple Watch Ultra 2」には、常時点灯可能な有機ELディスプレイが搭載されており、それを構成するトランジスタの大部分には「低温多結晶シリコン(LTPS)」と呼ばれる技術が用いられています。

 

しかしThe Elecによれば、次期Apple Watchでは有機ELディスプレイに「低温多結晶酸化物(LTPO)」と呼ばれる技術が採用されるとのこと。これによりディスプレイの電力効率が高まり、バッテリー駆動時間が伸びることが期待されるのです。

 

その一方で、LTPOによる有機ELディスプレイは製造コストが高いというデメリットもあるそう。

 

また、The Elecによれば、アップルはLTPOによる有機ELディスプレイを次期Apple Watchだけでなく、iPhoneシリーズにも広げることを検討しているとのこと。現行モデルの「iPhone 15」シリーズはLTPSによる有機ELディスプレイを搭載していますが、「iPhone 15 Pro」シリーズはLTPOを採用することで常時点灯機能を実現しました。

 

2025年の「iPhone 17」シリーズでは、LTPOによる有機ELディスプレイが全モデルに採用されるとの予測もあります。消費電力が低くバッテリー駆動時間を伸ばせる同技術が、次期Apple Watchのみならず、さまざまな製品に採用されることを期待したいです。

 

Source: The Elec via MacRumors