モントーヤ、放出噂のデ・フリーズを擁護「もう少し時間を与えるべき。ヨーロッパに戻れば調子も上げてくるだろう」
デ・フリーズはFIA F2とフォーミュラEチャンピオンという申し分ない実績を手にしており、さらに昨年のイタリアGPでウイリアムズからF1に代役参戦した際、いきなり9位入賞という好結果を残したたことで、今季アルファタウリからフル参戦するチャンスを掴み取った。そしてその手腕には、大きな期待が寄せられていた。
しかしシーズン序盤5戦で、デ・フリーズは苦戦。アルファタウリのマシンパフォーマンスが低いという側面もありつつも、チームメイトの角田裕毅との差は大きく、早々にチームから放出されるのではないかという噂まであがっている。
そうした噂の信ぴょう性は低いと見られているが、デ・フリーズがパフォーマンスを改善しなくてはならないことは確かだろう。
元F1ドライバーのモントーヤはそんなデ・フリーズを擁護しており、馴染みのあるヨーロッパでのレースに戻れば、パフォーマンスも上がってくるだろうと語った。
「F1に参加するのは簡単なことではないが、彼にはもう少し時間が必要だと思う」
モントーヤはmotorsport.comにそう語った。
「ヨーロッパの彼にとって馴染みあるサーキットに戻れば、彼にはより良いことになるだろう」
「彼にとって、序盤に経験のないコースでのレースに参加するのは、スケジュール的にも厳しいものだった。だから馴染みのあるコースに戻れば、パフォーマンスも良くなるはずだ」
またF1の“気まぐれ”な性質や、レッドブルのドライバー人事を握るヘルムート・マルコのタフなアプローチを考慮した場合、デ・フリーズに時間は与えられると思うかと尋ねられたモントーヤは、次のように答えた。
「つまり、それが契約の現実であり、F1の一部であるということだ。パフォーマンスを発揮する必要がある」
「しかし、彼は少なくとも良いパフォーマンスの兆候を示している。だからもう少し様子を見て、彼にもう少し時間を与えることが必要だと思う」