ダカール・ラリーやWRCなどで活躍した篠塚建次郎さんが、3月18日に亡くなったことが明らかになった。

 篠塚さんは大学時代からラリーへの参戦を開始し、三菱自動車に入社。同社の社員ドライバーとして国内外のラリーへと挑んだ。一時はラリー参戦から退き、社員としての業務に専念したが、8年間のブランクを経て現役復帰。以後パリ・ダカール・ラリーやWRC(世界ラリー選手権)で活躍。いずれも日本人初の優勝を手にしている。

 近年でもアフリカ・エコレースやソーラーカーレース、アジアクロスカントリーラリーなどに参戦するなど精力的に活動してきた。

 しかし闘病の末、3月18日の10時10分に亡くなったことが、篠塚さんのSNSで発表された。75歳だった。

 篠塚さんの逝去に伴い、妻のひろ子さんが次のようにコメントを寄せている。

この3週間、建次郎さんは頑張って頑張って、サハラ砂漠と闘ってきました。
2024年3月18日午前10時10分、ラックローズにゴールしました。
本当に良く走り続けて来ました。褒めてやってください。
長く応援していただきありがとうございました。
篠塚ひろ子

 日本のラリー界を牽引した篠塚さん。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。