日本人アーティストのMILTZ(ミルツ)が手がけた、F1日本GPを戦うマクラーレンのマシンMCL38の特別カラーリングが発表された。

 ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)の旗艦ベイプブランド「Vuse(ビューズ)」と「マクラーレンF1チーム」が共に立ち上げたグローバル共同プロジェクト『Driven by Change』が日本初上陸した。

『Driven by Change』は、モータースポーツというグローバルなプラットフォームを活用することで世界中の新進気鋭のクリエイターを支援し、彼らの作品を紹介する機会を提供するプロジェクト。今年で開催4回目となり、今回は日本人アーティストMILTZが起用。F1日本GPでは、彼がデザインした特別カラーリングのマシンが走ることになる。

 1年間のパートナーシップを結んだMILTZが手がけたMCL38の特別カラーリングは、日本の伝統に根ざした江戸文字を使い、F1のスピード感を表現。江戸文字をモチーフにした龍が、雲を駆け抜けるように描かれており、雲はマシンの疾走感とタイヤとコースの摩擦を表している。

 MILTZは特別カラーリングの発表に際し、「フリーランスのアーティストとして独立したばかりの頃は、このような機会を得られるとは全く想像していませんでした」とコメントした。

「『Driven by Change』は、私のこれまでの経験の中で最大規模のグローバルプロジェクトです。アーティストとしての力を磨き続けながら、江戸文字などの日本の書体文化の豊かな伝統を取り入れつつ。現代的なものへとアレンジしています。地方の地元企業とのプロジェクトから、このようなマクラーレンF1チームとの仕事まで、アートを通してたくさんの美しいストーリーを伝えていきたいと考えています」