第42回越中だいもん凧(たこ)まつりが19日、富山県射水市枇杷首(びわくび)(大門)の庄川左岸河川敷にある大門カイトパークで開かれた。コロナ禍を経て5年ぶりの開催に県内外の愛好者らが訪れ、悠々と揚がった連凧や大凧を眺めて楽しんだ。

 開会式の後、地元の児童クラブや自治会、県外の12団体が「連凧揚げ」をスタート。1本の糸に数多くつながった連凧が、風を受けて空を舞った。

 6畳以上の大型の凧による「大凧揚げ」には自治会や県内企業など15団体が参加。風はあまり強くなかったが、それぞれ力を合わせてロープを引くと風神雷神や桜が描かれた大凧が空高く揚がり、見物客から歓声が起きた。

 会場には自由に凧揚げができるコーナーや凧作り体験のブースが設けられ、親子連れらでにぎわった。よさこいのステージや飲食ブースもあった。

 まつりは市などでつくる実行委員会主催。新型コロナの影響で2020、21年は中止し、22、23年は代替イベントを催していた。