39日午後、カンテレ『ウラマヨ!』で、「商店(10)街ツアー!なんば地下街編」と題して、大阪を代表する繁華街・難波にある地下街を特集。四つ橋筋から日本橋筋まで東西に約700mあるなんばウォークと、改装された南海なんば駅前広場の真下に位置するNAMBAなんなんの意外と知らない10個の裏側をのぞき見しました。

 飲食店をはじめ、アパレル店や雑貨店など約250店舗が並び、120万人以上が利用しているなんば地下街ですが、開業から約半世紀、過去最大の試練に見舞われました。新型コロナウイルスの感染拡大です。

 管理する大阪地下街株式会社の担当者は「コロナ禍によって、人が一時期かなり少なくなって閉店したお店もございました」と振り返った一方で、「2023年の5月以降はかなり人も戻ってきまして、新しいお店も入って非常に活気づいている状況です」と語り、奇しくもコロナ禍がきっかけで新たなお店が増えているとのこと。

 そんななんばウォークに20226月オープンしたのが『すし酒場 さしす』。店の前には平日の午前11時にも関わらず長蛇の列が…。その理由は、キャリア20年以上の寿司職人をはじめとした熟練スタッフが握る本格的なお寿司を、リーズナブルに食べられることです。

「本マグロ三昧」は本マグロを使用した赤身・漬け・中トロの握り3貫で583円(税込)。そしてはみ出すサイズのネタに、こぼれるほどたっぷりのイクラをトッピングした「トロサーモン巻き」は968円(税込)。口の中で脂の乗った新鮮なトロサーモンの甘みが広がります。

 現在、大阪に4店舗展開する『すし酒場 さしす』、実はその全てが地下街にあります。気温や天候に左右されることが少ないため、地下街には年中変わらずお客さんに並んでもらいやすいというメリットがあるそうです。

 オープンの午前11時から閉店するまで店内は常に満席だそうで、“狙い目”の時間帯について聞いてみると「平日の午後3時〜4時だとまだお並びが少ないかなという印象はありますね」とのことでした。

 また、20236月にオープンした「大衆酒場 フレンチマン」では現在、なんばウォークの店舗限定で“ロッシーニ王”というイベントを開催中。

 ロッシーニとはフランス発祥の料理で、ミディアムレアに焼いた黒毛和牛ステーキにフォアグラをのせ、赤ワインベースのトリュフソースをかけた贅沢な一品。普通に考えると5000円は下りませんが、2068円(税込)とまさかの破格です。

 店長はその理由について「お客さんに注目していただきたいなと思ってこの価格にしています」と説明。話題となる目玉商品を安く提供することで、多くのお客さんに来てもらい、他のメニューも注文してもらうことで、利益を出しているのです。

 そんなお値打ちロッシーニをさらに安く食べられるイベントこそが“ロッシーニ王”。3週間毎日ランチタイムにロッシーニを食べると、その後の半年間、ロッシーニ10万円分が無料で食べられるというお食事券がもらえてしまうのです。

 ランチではパンかライス、サラダもついて2060円(税込)と単品よりお得ですが、3週間毎日食べ続けるのはなかなかの出費。しかし、そこにもお店側の仕掛けがあり「毎日来ていただくと、レシートの枚数分だけ100円引きします。なので最終日は60円です!」と、食べれば食べるほど次の日安くなるシステムを導入。

 つまり、21日間毎日食べるのに合計で22260円、そうすれば10万円分のロッシーニお食事券がもらえることになるのです。

 このイベントは331日に終了。10日(日)までに参加すれば間に合うということで、お肉やフォアグラ好きの方はぜひチャレンジを!


(関西テレビ39日(土)午後1時放送『ウラマヨ!』より)