30日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=140円台前半で取引された。

 午後5時現在は前日比19銭円高ドル安の1ドル=140円25〜27銭。ユーロは74銭円高ユーロ安の1ユーロ=149円93〜97銭。

 財務省と金融庁、日銀が夕方に情報交換会合を開くと午後3時半ごろに伝わると、為替介入への警戒感からドルが売られて円が急速に買われた。

 会合の開催が伝わる直前には、東京株式市場で日経平均株価の終値がバブル経済崩壊後の最高値を更新したことを背景に、投資家のリスク回避姿勢が後退し、1ドル=141円台目前まで円安ドル高が進んでいた。