外務省の岡野正敬事務次官は21日、キャンベル米国務副長官、フィリピンのラザロ外務次官と東京都内で協議した。米国で4月11日に初めて行う日米比首脳会談の成功へ連携を確認。経済や防衛、サイバー、エネルギー安全保障などの分野で3カ国が協力することで一致した。

 協議冒頭、岡野氏は「米ワシントンで開かれる3カ国首脳による会談に向け、良い準備をしていきたい」と述べた。3氏は東・南シナ海情勢を巡り意見交換し、覇権主義的な行動を強める中国を念頭に、力による一方的な現状変更の試みを許してはならないとの認識を共有した。

 続いて上川陽子外相も外務省でキャンベル、ラザロ両氏と会談した。