日本高野連は13日、兵庫県西宮市の甲子園球場で全国審判講習会を開催し、各都道府県の高野連で活動する審判が集まり、女性審判が初めて参加した。

 講習会では、7人の女性審判が塁上のプレーを想定した指導などを受けた。東京都から参加した佐藤加奈さん(37)は「新しい道が切り開かれるのかなと思う。女性が新たに審判をやってみようと思ってくれたら」と将来的な普及を見据えた。森田真紀さん(46)は埼玉県から参加。「学んだことを県に持ち帰り、小さい子や女の子にも伝えていきたい」と力強く話した。

 日本高野連の井本亘事務局長は「ゆくゆくは甲子園で審判をやってくれる人が出てきてくれたら」と期待を寄せた。