なんとなくお菓子づくりが苦手なんですが、最大の関門が「生地を膨らませること」なんですよね。

オーブンの扉を開けて、しぼんだ生地が現れたときのガッカリ感…。

そんなお菓子づくり初心者のわたしが最近ハマっているのが、成城石井の「スコーンミックス」です。

簡単に「お店クオリティ」ができる

成城石井 「北海道産小麦のスコーンミックス 200g×2p」

北海道産小麦を100%使用した、成城石井のスコーンミックス。2袋入りで売られていて、1袋でだいたい8個のスコーンがつくれます。

原材料は小麦粉、糖類(砂糖、麦芽糖、乳糖)、コーンフラワー、食塩、全卵粉末、ベーキングパウダー(アルミニウム不使用)。

本来なら「これらの粉の重さをそれぞれ計ってふるいにかける」と、面倒な工程がありますが、ミックス粉を使えば手間なく正確な配合でつくれて楽

そのうえ成城石井のミックス粉でつくるスコーンは、お店クオリティの美味しさなんです。

材料は4つ

ミックス粉のほかに用意するものは3つ

  • スコーンミックス 1袋(200g)
  • 卵 1個(Mサイズ)
  • 牛乳 大さじ1
  • 無塩バター(or マーガリン) 60g

チョコチップやナッツ、アールグレイなどのトッピングを追加しても美味しいです。

今回はプレーンと「クリームチーズ&ブルーベリー」、「さくらラテ&苺」の3種でつくってみました。

つくり方は3ステップ

1. バターとミックス粉を混ぜる

まずは室温に戻したバターとミックス粉を混ぜていきます。

ボウルではなくバットを使うと混ぜやすい」と聞いたので、家にあったホーローの容器でつくってみました。

ドレッジを使い、木べらにバターと粉を当ててすり潰すように混ぜていきます。

この方法でつくった方が楽ですが、ボウルと木べら(ゴムベラ)だけでも美味しくつくれました

2. 卵と牛乳を加える

粉とバターが均等に混ざったら、牛乳大さじ1、溶き卵1個を加えてこねていきます。

生地を数回折りたたむように混ぜると、高さのあるスコーンになります

ある程度混ざって一塊になったら生地の完成です。

3. 成形してオーブンで焼く

生地を伸ばし、8等分に丸めて天板に並べます(今回は型抜きを使いました)。

オーブンを200℃に予熱し、約13分、焼き色がつくまで焼いたらできあがりです。

キレイな「狼の口」が!

完成したスコーンは生地がしっかり膨らんで、ちゃんとスコーンの佇まいをしてる!

美味しいスコーンにはお腹に割れ目があって、これを「狼の口」というんですって。

できあがったスコーンにも立派な口ができていて、お菓子づくり上級者になれた気分。

本場イギリスでは狼の口に沿ってスコーンの上下を割り、ジャムとクロテッドクリームを塗って食べるのが主流だそう

成城石井のスコーンミックスでつくったプレーンの生地は甘すぎず、ジャムを塗ってもしつこくなくて美味しい

サクサクふわふわの焼きたてスコーンを堪能できるのも、手づくりだからこその贅沢。

アレンジも楽しい

「クリームチーズ&ブルーベリーのアレンジは、お店に出せるのでは」と調子に乗ってしまうくらい美味しくできました。

「さくらラテ&苺」は、ほんのり桜の香りがする春らしいスイーツに。

ひとつ反省点を挙げるなら、生のフルーツを使ったこと。味は美味しいものの成形するのが難しく、初心者には難易度が高かったです。

生地もべちゃっとしやすいので、次回はドライフルーツでつくろう。

「さくらラテ」は生地全体の1/3量に大さじ1強を混ぜてつくりました

8個もつくれるので十分かと思いきや、あまりの美味しさにいつもあっという間になくなってしまうんですよね。

混ぜるだけで美味しくつくれるスコーンミックス、お菓子づくりに苦手意識がある人にこそ試してほしい逸品です。

執筆・撮影: iwasawa

ROOMIEより転載(2024.3.12公開記事)