4-3-2-1のビルドアップ⑤WBが引っ張りピン留めしそこにシャドーが落ちる

相手のプレスの仕方によるビルドアップ方法④。

相手を誘導させてかわしていく

ここまでに紹介したプレスの回避法はまだまだあります。例えばウイングバック(WB)を高い位置にピン留めします。WBに相手のサイドバック(SB)が必ず付いていくのでサイドのスペースが空きます。そこのスペースにシャドー(OH)が下りてセンターバック(CB)からのボールを受けます。このように相手のプレスに合わせるだけでなく、自分たちのポジショニングで相手を誘導させて突破していく方法もとても効果的です。きちんと連動すれば気持ちよくボールを動かせます。

ウイングバックがライン際、高い位置にポジションを取る ウイングバックがライン際、高い位置にポジションを取る『サッカー 局面を打開する デキる選手の動き方』

WBがラッチライン際の高い位置にポジションを取る。このようなポジションを取ることで右サイドにスペースが生まれる。

相手をピン留めすればスペースが生まれる 相手をピン留めすればスペースが生まれる『サッカー 局面を打開する デキる選手の動き方』

できたスペースにシャドーが落ちて、タイミングよくCBからパスが通る。連動することでボールを前に運ぶことができる。

後出しジャンケン的にプレーできるので戦術的に行うメリットは大きい。

【出典】『サッカー 局面を打開する デキる選手の動き方』 著:林陵平