存在が謎に包まれた世界的アーティスト・バンクシーの版画を集めた企画展が29日から金沢で始まりました。

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バンクシーは世界各地でゲリラ的に絵を描く覆面アーティストで、手がける作品の多くには時代を風刺したメッセージが込められています。

代表作「少女と風船」

金沢エムザで29日に開幕した版画展には、代表作でもっとも有名な「少女と風船」など、活動初期からの作品70点が展示・販売されています。

ゲームチェンジャー

新作「ゲームチェンジャー」は新型コロナのロックダウン中に作られた作品です。

◆サロン・ド・ヴェール株式会社 本間靖一郎さん「本来のヒーローはバットマンやスパイダーマン。この絵は医療従事者・ナースがスーパーヒーローになっている。心温まるこちらの作品が一番のオススメ」

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版画のほか、会場には九谷焼や輪島塗といった石川県とのコラボグッズも販売されていて版画やグッズの売り上げの一部が能登半島地震の義援金として寄付されます。

九谷焼の箸置き
輪島塗の漆芸額

「バンクシー版画展」は4月7日まで開かれます。