爆心地から500メートルの長崎市立城山小学校にある嘉代子桜の2世の苗木が、長崎市民会館前の公園に植樹されました。

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苗木は、城山小学校原爆殉難者慰霊会が長崎市に寄贈したものです。

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嘉代子桜は、城山国民学校で学徒報国隊員として働き、原爆の犠牲となった林嘉代子さんの母親が、慰霊のために植えた桜で、今も6本が残っています。

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嘉代子桜が伝えるメッセージを受け継ごうと、慰霊会では、2023年度の城山小創立100周年に合わせ、嘉代子桜を接木して作られた200本の苗木の寄贈を続けていて、この日は、長崎市に寄贈したうちの1本が、鈴木市長らによって、多くの市民が訪れる市民会館前に植えられました。

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城山小学校原爆殉難者慰霊会 本田 魂 会長:「この嘉代子桜がどうしてあるかということをわかってもらって、戦争したらいかん、核兵器をなくそうということを、一人一人に広めていってもらえれば」

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嘉代子桜の苗木は、あと50~60本残っていて、慰霊会では、希望するところに寄贈し、梅雨前までに全て植樹できればとしています。