教科書にも載っているとても有名な絵です江戸時代の絵師、川原慶賀が描いたとされる出島の絵が、このほど修復され、4日から長崎大学片淵キャンパスでお披露目されています。

200年前の出島が現代に浮かび上がります。

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川原慶賀が描いたと伝わる「長崎出島之図」です。

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およそ50年ぶりの修復で鮮やかによみがえりました。

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シーボルトのお抱え絵師で「カメラを持たない写真家」とも評される川原慶賀。

この絵では出島内の建物や人、動物まで緻密に表現されていて、市が進める出島復元計画の参考史料にもなっています。

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長崎大学附属図書館 経済学部分館長 南森茂太博士
「ものすごく立体的に“遠近法”の影響を受けて描かれているというところが大きな特色ではないか。多くの人々に見ていただくきっかけになれば嬉しい限りだと思っています」

長崎大学片淵キャンパスの館内では「長崎出島之図」のほか川原慶賀に関する10点の資料も公開されています。