核兵器が二度と使われないための具体的施策を提言するため、長崎大学核兵器廃絶研究センター=RECNA(レクナ)が3年かけて進めてきた国際共同研究プロジェクトの最終報告書が発表されました。

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RECNAが2021年度からアメリカの研究所などと進めてきた北東アジア核兵器使用リスク削減プロジェクト。

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核の使用に至るシナリオや被害のシミュレーションから、「核抑止力」はかえって地域の緊張を高めると指摘。最終報告書として5か国に対する22の提言を示しました。

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国家指導者の先制的暗殺をしないことを公約すべき、など、緊張緩和と信頼醸成で抑止力への依存度を下げるよう求めています。

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長崎大学核兵器廃絶研究センター 吉田 文彦 センター長:
「いわゆる『使える核』の実験や配備が一番進んでいるのが北東アジア」

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長崎大学核兵器廃絶研究センター 鈴木 達治郎 教授:
「核抑止が壊れた場合にターゲットになるのは、結局、核の傘の国。核抑止に依存することのリスクを認識して頂きたい」

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核兵器の使用リスクを下げる具体的行動を提言した最終報告書は、各国の政策決定者に送付されることになっています。