3連続重賞2着のボッケリーニが、今回のメンバー構成なら惜敗続きに終止符だ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■3/23(土) 日経賞(4歳上・GII・中山芝2500m)

 ボッケリーニ(牡8、栗東・池江泰寿厩舎)は近年で崩れたのは昨年の宝塚記念と一昨年のジャパンカップと有馬記念。GIでは少し荷が重いが、GII、GIIIなら大威張りできる存在。このレースは昨年、一昨年と2着だが、そのときの勝ち馬はともにタイトルホルダー。その天敵が引退し、今回は相手にも恵まれて勝機到来だ。鞍上は浜中俊騎手。

 クロミナンス(牡7、美浦・尾関知人厩舎)は7歳とはいえ、脚部不安や3度の骨折で長期休養を余儀なくされ、この年齢にしてはキャリアは少なく、まだまだフレッシュな状態。前走が重賞初挑戦だったが、馬場に脚を取られながらも3着と好走したように、衰えはない。昨秋の東京で勝ったときが上がり3F32秒台の切れ味。良馬場で走れれば、更に上位も可能だ。鞍上は戸崎圭太騎手。

 その他、前走は内枠が仇となり不本意な逃げる形になったマイネルウィルトス(牡8、栗東・宮徹厩舎)、距離延長が魅力のマテンロウレオ(牡5、栗東・昆貢厩舎)、2走前に好走した鞍上に戻るヒートオンビート(牡7、栗東・友道康夫厩舎)などがエントリー。発走は15時45分。