20年NHKマイルCを制したラウダシオンの半弟となるグロリアラウス(牡3、栗東・斉藤崇史厩舎)が、日曜阪神5Rの3歳1勝クラス(芝1600m)で連勝を狙う。

 グロリアラウスは父リアルインパクト、母アンティフォナ、母の父Songandaprayerの血統。半兄のラウダシオンは20年のNHKマイルC、21年の京王杯SCの覇者。同じくアンブロジオとローウェルは3勝クラスまで出世している。

 ここまで3戦1勝。デビュー2戦はともに2番人気で7着と期待を裏切ったが、3戦目の前走で待望の初勝利を挙げた。パドックでのテンションの高さが目立つように、気性的にまだまだ幼いが、いずれは上のクラスで戦えるポテンシャルを秘めている。

 今回は約3カ月ぶりの実戦だが、CWで4週連続の併せ馬をこなすなど、仕上がりに不足はない。ここを勝てば、NHKマイルCの兄弟制覇の可能性が僅かに残される。そういった意味でも、何としても結果が求められる一戦となる。