5月13日(月)荘口彰久がパーソナリティを務める「ケーダッシュセカンドプレゼンツ 輝く未来のアスリート アスヤン!〜若いアスリートを全力応援〜」(ニッポン放送・毎週月曜21:00〜21:30)が放送。

ゲストは青栁未愛(20)
2003年、東京都生まれ。
スポーツクライミングを始めたきっかけは自宅の近くにジムがあって、父に誘われたことから。2015 年から東京都強化指定選手で、2022年世界大学スポーツクライミング選手権ではボルダー部門で 3 位。去年開催された特別国民体育大会ではボルダーとリードで優勝経験を持つ。普段は日本大学経済学部に通う学生でもある。

また、スポーツDJで、スポーツクライミングの多くの大会(アジア選手権、ワールドカップ、世界選手権、国体等)で実況を担当されている高杉’Jay’二郎さんも参加。
2人にスポーツクライミングはどんな競技か?「あるある」も交えて教えてもらった。

荘口:青栁選手。スポーツクライミングには3種目(ボルダー・リード・スピード)がありますが、向き不向きはありますか?

青栁:自分はボルダーとリードをやっていますが、両方ともけっこう共通する部分があるんですけど、スピードは違っていて。私みたいにボルダーとリードの両方をやっている人はいる印象です。

高杉:スピードは固定された種目、ホールド(競技中に選手がつかむ突起)の数とか全部が一緒なんですね。だから全世界同一条件で練習はただひたすら同じものをいかに速く、同じものを作っておいて、何度も何百回もやっていく種目です。しかし、ボルダーとリードに関しては大会によって全然コースとかそういうものが変わってくる。ですから、選手は大変ですよね、毎回。

荘口:青栁選手。始まる前にコースを見て考えますよね?

青栁:はい。始まる前、ボルダーだと2分、リードだと6分、オブザベーションという課題を下見できる時間がありまして。

荘口:下見をしても、始まったら、あれ?違った、と思う瞬間もありますよね?

青栁:あります。その場で考えて修正することもあります。

荘口:急にすみません、ちょっと手を見せてもらってもいいですか?指先がきれいにツルッツルですね。

高杉:スポーツクライミングの選手に指紋がないのは、あるあるですよね。

荘口:でも本当は指紋があった方が、ホールドに引っかかりやすいのではないですか?

青栁:はい、そうです。でもしょうがないですね。

荘口:青栁選手。改めてここだけは誰にも負けない!というところは?

青栁:あきらめが悪いところです。

高杉:青栁選手は本当に淡々と、ご自分の登りを極めていらっしゃると思いますが、僕らから見ると、観客の力をもっと自分に受け止めていただけると良いかなと思います。今のトップ選手は登り切った時など、ガッツポーズ等で会場を盛り上げる、という方もいます。野中生萌選手とか、出てきた時から自分の世界観を作ってこられていますね。