ジャーナリストの須田慎一郎が2月27日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。量子コンピューターの事業化について解説した。

富士通と理研が共同開発した国産の量子コンピューター2号機=2023年10月5日、埼玉県和光市の理研 写真提供:産経新聞社

富士通と理研が共同開発した国産の量子コンピューター2号機=2023年10月5日、埼玉県和光市の理研 写真提供:産経新聞社

富士通や日立などが参画し、量子コンピューター新会社立ち上げへ

飯田)量子コンピューターの商用化に向け、国内で新しい会社の立ち上げを目指します。富士通や日立製作所、NECなどが参画するようです。

須田)量子コンピューターは画期的な次世代型コンピューターです。「富岳」などのスーパーコンピューターをはるかに超えるようなものが出てきます。ここに向けて凌ぎを削っているので、民間セクターに任せるだけでなく、国もお金を投入するべきだと思います。一民間企業だけではコスト的な負担が大きすぎる。だから連合を組んでいるのですが。

量子コンピューター分野でトップグループに入らなければ、日本産業の明日はない

飯田)成長分野にお金を投入すれば、あとあと大きな利益になっていく。かつてのインターネットもそうでした。

須田)量子コンピューター分野でトップグループに入らなければ、日本産業の明日はありません。

飯田)安全保障に直結するとも言われています。

須田)暗号の解読なども、量子コンピューターはいとも簡単に行います。

飯田)サイバーアタックなどにも関連するのですね。岸田政権がこの辺りにしっかりお金を付けられるかどうか。