◆日本ハム5―1ソフトバンク(16日、エスコンフィールド北海道)

 内野の要は、自らの〝失策〟に人一倍責任を感じていた。1点リードの3回1死一塁、スティーブンソンの打球を二塁手の牧原大が捕球し、二塁へ送球。今宮は一度捕球するも、相手走者に接触し、球がグラブからこぼれた。記録は牧原大の失策となった。直後に郡司の3ランが飛び出し逆転を許した。今宮は悔やんだ。

 「今日に限っては守る方で、そこのミスが一番やっちゃいけない。あのミスがなければもしかしたらって展開にもなっていたでしょうし。そこは助け合いで、一回グローブ入れたら取れって話なので。そういったところは絶対大事になってくるとおもうので。そこはもう1回引き締めてやりたい」

 記録は自らの失策ではない。それでも直後に試合をひっくり返す一打が飛び出したことも事実だけに、反省を口にした。

 打撃面では二塁打を含む2安打1得点と2番打者としての役割を果たす。「甘くなっているのをしっかり安打にできている」とうなずく。

 それでも自ら守備のミスを切り出した。「プロとしてどういうグラウンド状況であってもしっかり守るのがプロなので。もっと思い切ってこのグラウンドは攻めていこうかなと思ったので。中途半端になると中途半端になる感じになるので。もっと攻めて攻めていきたい」。それは遊撃手としての責任感からくる言葉だった。(鬼塚淳乃介)