◆練習試合・ソフトバンク3軍12―2韓国・斗山2軍(17日、韓国・斗山ベアーズパーク)

 ソフトバンクの2年目、吉田賢吾捕手(23)が先制の二塁打を放った。「5番捕手」で先発出場。初回2死一、三塁で、高めのカーブを捉えて左越えの2点二塁打とした。

 「(相手の)投球練習とかを見ていたら、真っすぐより変化球の方がちゃんと操れている感じがした。変化球をちょっと頭に入れながら、真っすぐがきたらコンパクトに、と打席に入った」と振り返った。この日は2打数1安打2四球だった。

 リード面では先発で7回無失点の好投を見せた佐藤宏を支えた。「韓国の選手が真っすぐを意識している中で、変化球を意識させるようにすれば、今日のような感じになるのかな」と語った。

 神奈川・横浜商科大高、桐蔭横浜大を経て、昨年ドラフト6位でソフトバンク入り。今年は3月中旬ごろから約2週間、発熱などに悩まされた。夜になると急に熱が出るなどの症状があり、練習を休まざるをえなかった時もあったと明かす。韓国遠征では自分の状態を上げつつ、レベルアップを図る場にしていくつもりだ。(浜口妙華)