79年前の沖縄戦でアメリカ軍の最初の上陸地となり住民の強制集団死いわゆる集団自決が起きた慶良間諸島の座間味村では、26日、遺族などが慰霊碑を訪れ犠牲者への祈りを捧げました。

座間味村は沖縄戦でアメリカ軍の最初の上陸地となり追い詰められた住民が自ら命を絶ったり家族に手をかけた強制集団死いわゆる集団自決で少なくとも177人が命を落としました。

アメリカ軍の上陸から79年目となるきょう慰霊碑には朝から雨が降るなか遺族などが参拝に訪れました。

▽参拝した人は:
「お父さんの兄弟とかが二人ですかね(戦争で亡くなりました)恒久平和を誓って手を合わせました。」

「子ども達も学校では学んでいるんですけど、自分達が直接体験したことではないのでそういう事を起こさないように亡くなった方たちへの思いも伝えてねということでうーとーとーしています」

「争いは人がいる限りはあるものだから、争いはあっても戦争みたいに大きく発展したりしないようにしたり争いをなくして落ち着いて暮らせる島になってほしい」

座間味村では戦後80年となる来年、村が主催する慰霊祭が予定されています。

また、渡嘉敷村では28日、午後0時半から村主催の慰霊祭が執り行われます。