俳優の佐藤隆太(44)が5日、東京・世田谷パブリックシアターで行われた舞台『GOOD-善き人-』のフォトコール&取材会に参加した。

 佐藤は3月31日をもって、所属事務所のケイファクトリーを退所し、4月1日から独立した。同カンパニーには同じく1日に独立した藤野涼子、長塚圭史もいる。4月から新生活を始めた人も多い。何か始めたことはないか問われると佐藤は「そういった意味で私、4月1日から独立させていただきましたので。4月1日がけいこ最終日だった。『独立記念日』と祝いました(笑)。けいこから本番に向けて、こんなに独立するカンパニーは初めて」と笑っていた。

 どんな人に見てほしいか、という質問も。佐藤は「歴史的な部分に日頃から興味を持たれている方には見ていただきたい」としながらも「非常に軽やかに物語は進行していく。時代的な背景を、ほとんど知らない方でも描かれているのは人間の愚かさだったりする。どんな方も共感していただけると思う」とメッセージ。「なので、この作品をやっているという情報を知った方には見ていただきたい」と呼びかけていた。

 2008年に映画化されたことでも知られる英国の劇作家C.P テイラーの戯曲を長塚圭史が演出。善良で知的なドイツ人教授がナチスに取り込まれていくさまを描いたポリティカルスリラーを、ミュージシャンの生演奏とともに上演する。

 フォトコールには、萩原聖人、野波麻帆、藤野、北川拓実(少年忍者)、那須佐代子も参加した。

 『GOOD-善き人-』は、6日から21日まで同所で。