門脇麦、11歳の時から“哲学的”な自問「なんのために生まれてきたのか」
シャオ・ヤーチュエン監督による今作は、バブル期を迎えた台湾が舞台。父親と郊外でつつましく暮らしている11歳のリャオジエは“腹黒いきつね”と呼ばれる地主・シャと出会ったことで、はからずも息子がある選択を迫られることになる。父・タイライの初恋の女性・ヤンジュンメイを門脇が演じている。
門脇は「いろんなことを考えていた11歳。いま思えば哲学なんですけど人生はなにが大切なのかなんのために生まれてきたのか。漠然とした疑問を言語化したくて、本だったり偉人の名言などを読みあさっていた」と少し大人びた幼少期の一方で「『はやく授業おわらないかな、鬼ごっこしたいな』と思うような11歳でした」と等身大の一面ものぞかせた。
その哲学的な問のきっかけは「物心ついたときから考えてきた気がします。『なんのために生まれてきたのか』。アンパンマンの歌詞にもありますよね。それが刷り込まれているのかな。小さい頃から『人生は決まっているから楽しく自由に生きた方がいい』と言っていたのでそれもあるかもしれない」と懐かしんでいた。